毎年誕生日には日記を書いていたように思う。とくに目標を立てるでもなく、過ぎた1年を省みるでもなく、だからだれかに祝ってもらうことを期待しているのでもなく、だからよけいに、当日に<個人的な>*1メッセージをもらったり、憶えていてくれたりすること…
さいきん読んだ本に、つい<やってしまった>ことで居場所を転々とすることになる、それまでいた場所にもういられなくなる人が出てきた。彼が<やってしまった>と言う行為が僕にはまったくふつうのことにしか思えず*1、どんな顔をすれば良いのか解からなか…
印象深い人間っていますか?その方について教えてください。 どのような意味で「印象深い」人について聞かれているのか解かりませんが、質問を聞いて思い浮かんだ人が一人しかいないので、その方について話そうと思います。 初めて会ったのは大人数での飲み…
僕は歩くのが速い。なにをそんなに急くことがあるのか、いそいそと歩く。僕は前の人にちんたら歩かれるのが嫌い。遅いならせめて端に避けてろ。だから、人ゴミを歩くと、僕は、なんだかコワイ人になる。苛立っているし、舌打ちするし、小声で悪態をつくこと…
だれがどこで読んでくれているかなんて解からなくて、嬉しかったりもするけれど、だれかが読んでいないこともまた、解からないものだ。読まれていないところで、当てつけに書いている。きっと後日、後悔すると知りながらも。ほっぺたをつねってやるくらいの…
前にちらっと口に出した「病気のときに向けられる<優しさ>」について書いてみようと思う。いろいろな、それぞれがまったく異なったことを考えても、よく(チラッ(チラッと顔を覗かせるくせに、もやっとしたままにしてきたので、一度ちゃんと説明してみようとして…
大きな地震が起こったらしい。僕は動物園にある爬虫類や両生類を飼育している建物のなかにいた。大きく揺れたときは建物中の人が外に一度出たけれど、その後はなにもなく、さいごまでゆっくり楽しんだ。帰宅してコンピュータをつけると、かなり大きな地震で…
わざと側溝のところ歩くのすき。音立てないように歩くのすき。はずみで大きな音を立ててしまうのもそれはそれですき。10:15 PM Dec 9th, 2010 via ついっぷる for iPhone@pepperilla http://twitter.com/pepperilla/status/12857861797318656 僕はたいてい側…
あまり生活臭のすることは書かないようにしようと思っていたし思っているのですが、大きなことなので書いておきます。院試を放棄しました。半年間はアルバイトしながら勉強して、可能なら後期から研究生入学しようと思っています。まだ残っている試験を放棄…
自分の愛が崇高でないと感じたら、自分の抱いた念が愛ではなかったと考えるのが自然なはずなのに、なんで愛の崇高さを先に疑ってしまうんだろうか。ばかなんだろうか。きみのそれはただの情か、あるいは欲だ。たとえ「叫び」であったとしても、意味のある文…
「はてな年間100冊読書クラブ」に参加することにしたので、読書録はそちらのグループ日記*1で書きます。読書メーターのまとめも、昨日の今日で難なのですが、やらなくなると思います。予定。そのうち記事自体消すかも。 *1:http://book100.g.hatena.ne.jp/pe…
はっきり「きらい」と言える人がすきだ。他人にそう言うことで、いちばんダメージを受けるのは発言者の方だ(と思う)ってこともある。でも何よりも、はっきりこう言い放てる人は、自分が同じことを言われたとき、それをまるごと受け入れる覚悟があると思う…
小さいころに使っていた英語のテキスト、なぜかどのテキストも、「fall」という語には、明るい色のジャンパーにジーンズの格好をした子どもが落葉の上に仰向けになっているイラストが添えられていた。僕はうらやましく思っていた。近くにあるていど規模のあ…
秋のにおいが夏をのっとりかかるのに伴い僕の食欲も徐々に戻りはじめ、僕なんかのましてやその一部にすぎない食欲なぞ、けっきょく自然の摂理サマの手のひらの上で踊っていたにすぎないのですねと思うと妙に逆らってみたりどうせ踊るだけならヘンな踊りをし…
先日、注文した本『らくだこぶ書房21世紀古書目録』を受け取りに、バイト先の書店に行った。レジを打ってくれたパートのおばさま、本の題名や装丁が気になっていたみたいでなにか言いたげだったので、「クラフト・エヴィング商會の本ってどれもすてきですよ…
大学の講堂の前を通りがかると、芝生でとんぼが群れていた。夏が終わる。四季で1年がきれいに4等分になるCfaで暮らしているはずなのに、夏だけがいつも早足でかけ去ってしまう。熱帯で過ごす1年は寒帯での1年より目まぐるしいのだろうか。いずれにしろ、夏は…
ひとに贈るものを選ぶのは楽しい。その人が好きな色も好きな味も柄も形もぜんぜん知らないけれど、知っているわずかなことから、なにをあげたら喜んでもらえるか、解ろうとするのが楽しい。あげる相手のためでももちろんあるのだろうけれど、それよりもずっ…
加賀愛ちゃんはどうして「ごめんなさい」でも「すみません」でもなく「すいません」と言うのかということについて考えるふりをしてほんとうはまったく別のことを考えていましたが、それについては内緒です。
影が薄くなっただの精気がないだの散々言われて癪なのだが、自分で選んだ結果そうなったならまあ仕方ないかと思っている。弱さを排除した強さ(モドキ)じゃなくて弱さによりそった強さが欲しいのだ。
言語以前のものを形にするにはことばはあまりに無力だけれど、僕がことば以外でそれを表現することはとても想像できない。散文では難しいと思うけれど韻文ならあるいは、と思い始めたところ。
包んだり覆い隠したりせずにことばを吐き出したいと思うのだけれど、他人に見られると思うとどうしても見てくれを少しでも良くしようとしてしまうみたい。なにも考えずなにも決めずに白い紙あるいは画面に向かってその場その場でぱっと出てきたものを文字に…
いちおう断っておくと上で言ってる好きって恋愛感情に限らないし、なんでもかんでもそういうものに置き換えて考えるのってどうなの?って思わないでもないし、「恋愛感情」ってなんで恋と愛をいっしょくたにして考えるのかなあまったくの別物じゃんとか思わ…
見た目だろうと中身だろうとステータスだろうと人の「ある部分」が好きというのが嫌で(たとえば、目が好きだとして、その人と同じ目をしているなら良いのか、優しいところが好きだとして、その人の同じ優しさを持っているなら良いのか、一部分だけじゃなく…
沈黙についてぼんやりしていたら、3年ほど前に書いた小川洋子『沈黙博物館』の書評を思い出した。ので転載。読んでくれた先生が、僕の意図的にちりばめた修辞にちゃんと気付いて下さって、とても嬉しかった記憶。
口で言うときは僕だっていいかげんなこともある、の方が多いかもしれないし、ある程度しかたのないことだとも思う。自分の口から出るつまらない愛のない薄っぺらの気が利いていさえしないことばに胸を突かれ、もう何も喋りたくないと考えることもままあるけ…
他人のことばに対してざらついた気持ちになることが、ここのところ多い。ことばの一つひとつに載せるものが重すぎるのだろうか。僕は僕自身にストイックすぎると言われたことを思い出す。そうなのかも知れないと思う。それを他人に求めてはいけないとも思う…
他人の書いた文章に触発されて、何かを書こうと、とりあえずもっとアウトプットしようと、ここさいきん、それまで何かあったときにしか触れなかった紙媒体の日記を毎日つけるようにしている。しかし、何を書いても締まりがなくて、いつも「けっきょく何だっ…
紙で切ったのか、ちょうどホクロモドキがあったところの皮が切れた*1。びらびらしていたので、しばらく様子をみていたけれど、哀れだったので切ってやった。その後まだ、そういったものは体中どこにも見当たりません。くまなく探したわけではないけれど。ど…
右手親指の先に変なものができた。いくら洗ってもとれないから、インクかなにかで汚れたわけでもなさそうだし、傷にもあざにも見えない。「いずれなくなるだろう」と放っておいてから1か月ほど経つ。 それが今朝、転移した。 人差し指の付け根。触ると、すこ…
崇拝している、教祖様と言っても良いのかもしれない、僕にとってアイドル(偶像)みたいな存在のFさんのライブに行った*1。ツアーでたまたま僕の住んでいる街に来られるのだが、なぜかこの街だけ、ワンマンじゃない。不満は残るが、飛ばされるよりはましだろ…